さて、親子バスケの前に子供達と一緒に練習に汗を流しながら、ふと思いマスタヘ(゚∀。)ノ-アジア!!

その場でやろうと思ってやったら、間に合わないな…と( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ…
そりゃ、メチャクチャ当たり前かもしれません。
でもね、右からドリブル→レイアップシュートって普通のドリルに、左手ドリブル→チャンジをかまして右手でレイアップとか、何か、皆がやってるんだけど。。。
その場で同じことやってみようと思っても、なんか、ギッタンバッタンしてでけへん
(´・ω・`)しょぼん.

つまり、動作が点で、線で繋がってない感じなんだよ、パトラッシュ(ノω・、) ウゥ…<名犬の名前。
でもね、だからといって、皆が試合でそれができるかって言われると、ちょっと怪しい…

つまり、アウトナンバーでフリーレイアップみたいなイージーショットは稀で、いや、むしろ、それ落としちゃアカンぜよって感じ(゚Д゚)何クァ?/

試合ではほぼほぼ、ディフェンスが邪魔してるワケなんだよ、ジョリー(゚ー゚☆キラッ<名犬の名前。
だから、個人的に、誰もいないシュート練習でも、今、ソコに透明人間君がディフェンスしてる!
せやから、邪魔されへんよーにヨケるんや!!(゚ー゚☆キラッ
みたいなイメージでやると、結構、できたりする。

例えば…

みんなと同じ練習メニューなら…
右手ドリブルからゴール下手前で急停止、ピボットターンから反転してポンプアクションからシュート。
でも、真似しようとして、足、どっちから先に止まるんや?とか、軸足どっちやねん?とか、ボール、どこ回すねん…みたいな…(-ω-;)ウーン…そんなトコしか見えてへん…

今度は透明人間君Ver.…
右手ドリブル→ゴール下に待ち構えるのはディフェンス巧者のガンキャノンさん。ストロングサイドには高機動型ゲルググさんが待ち構えとる…→しゃーないから、ウィークサイドに切れ込んで、ボールを保持したままストップ→ワンツーステップでガンキャノンさんに背中を向け、ボールをディフェンスから遠い位置で保持しつつピボットターン→当然フロントターンしかでけへんから必然的に足も決まっとる→んで、ワンフェイクかましてガンキャノンさんを飛ばしてからバンクショット!YDK!(*゚▽゚*).

なんか、部活動やって、ようやっと、いまやっとんのが何のための練習か?
何でそのプレイが必要なんか?
ちうか、そのプレイはどこのスペースを利用すんねん!?
そんなイメージが漠然と見えるようになって、自然に点と点が線で結ばれました
d(*゚∀゚*)チゴィネ!!

でも、だからって、やっぱ、ちゃんと練習してないと、試合ではできないので、みんなはちゃんと練習ドリルをしっかりこなそうね…( ・ω<)ゞてへぺろ

(注意)この物語は、Shinが20数年に渡り思い描き続けた架空のものです。登場する人物、団体、車、使い方、呼び方等、その他一切について、実在するもの等とは関係ありません。もちろん、道路交通法を守り、安全運転を心がけてください。

<458 第七十三章 「想像力 第二章」(NEXT STAGE TO POWER OF IMAGINATION) Chapter03>
【2005年9月19日 月曜日。早朝5時15分。大鷹山スカイロード】

天馬 「っしゃ! 俺は俺。虎さんは虎さん、左近兄ぃは左近兄ぃだぜ。」
天馬が頬を自らの両手の平で数回叩く。

天馬 「そして、ペガサスはペガサスだ。」

ハンドルを握り締める天馬の手に力が入る。

天馬 「もし、アイツが言った通り、俺がイマジネーションそのものなら、消えたんじゃねぇ。見えねぇだけだぜ。何ってったけな…」
天馬がスーッと目を閉じた。

天馬 「そうだぜ! 東大デモクラシーだ!!」
目を開け叫んだ後、沈黙の中で…ふと思う天馬。

天馬 (・・・何か違う気がするか、ま、いいか。)

そのころ、秀吉が腕時計の時刻を見てスタートの合図を送る。

秀吉 「グッドラック!」
左近 「サンキュー!」

ギャギャギャギャギャッ!!!

まず、左近駆るエキシージSがスタート。

秀吉 「25…26…」
天馬 「…」

30秒後に天馬がスタート。
秀吉 「ゴーッ!!」

天馬 「っしゃぁぁぁっ!! いきなり全開だぜ!!」

ギャギャッ!!

ほとんどホイルスピン無く、小気味よく天馬駆るエスプリがスタート。

まだ暗闇の中。

三辻料金所跡のスタートラインからリヤタイヤを軽くスキールさせながらフル加速するエスプリ。

最初のコーナーを抜けると長いストレートの下り坂。
先行するエキシージSのテールライトを確認した。

天馬 「思ったよりは離れてねぇな。問題は後ろか。」

アクセルベタ踏みで下りを加速する天馬駆るエスプリ。

天馬 「この先、1.3kmの表示板の次から軽いアップダウンと大きいRのつづら折れS字区間だったな。」

一度ストレートを下り切り、上り勾配へ切り替わると、ブラインドコーナーが連なる最初の難関、複合S字コーナーが連続する。

ピッカァァァァァッ!!

天馬 「?!」

最初のS字を抜ける直前。エスプリのサイドミラーにヘッドライトの光が映し出された。
緑色の車高の低い車がピタリと、天馬の駆るエスプリの後方に張り付いた。

天馬 「来やがったな! ロータスヨーロッパSだぜ!!」

天馬の目がギラリと光った。

一方、ヨーロッパSの運転席。

虎男 「さぁ、天馬よ。お前の見失った物が何か、俺にも見せてくれ!」

ガコッ!!<
br>虎男 「この一瞬だけでいい!! 目覚めろ、俺の走りの魂よっ!!!」

素早く、かつ、必要最小限のブレーキング。
そして、ヒール&トゥを使って、2速にシフトダウン。

ガォォォォッ!!

下りから上りへ勾配が変化し、さらにS字のRがきつくなった中間区間のブラインドコーナー。
まるで獅子が吠えるような咆哮が鳴り響くと同時に、ブレーキング競争で一気にエスプリのインを差すヨーロッパS。

天馬 「ヒュゥ〜、琢磨の野郎にブッコ抜かれた場所と同じだぜ。さすがは、ロータスカーズ、タイプ74だぜ。ブレーキングつったって、ほとんどノーブレーキじゃねぇか。」

天馬の言うとおり、エスプリをほぼノーブレーキングのまま、ドリフトすることなく、オンザレールコーナリングのまま抜き去った虎男駆るロータスヨーロッパ。

そのあまりに低い車高(カタログスペックで1,080mm)。後方から仰ぐクオーターピラーエンドからリヤ周りはまさに、ペシャンコのパン屋のパンである。
そう、かつて天馬が駆る水無月のFD3Sとバトルを繰り広げた、あの、ブリティッシュグリーンにゴールドライン。赤の狼マーキング。コーリンチャップマンズロータスを彷彿させるカラーリング。
スカイウルフの狼仕様のヨーロッパSだ。

<もう一度、説明しよう!>
『ロータス ヨーロッパ スペシャルとは、1972年に登場した最終型のことである。
ツインカムエンジンをビッグバルブに変更し、インテークバルブが大型化され、圧縮比も高められ、最高出力は126PSと、歴代の市販型ヨーロッパでは最高出力を誇る。またトランスミッションも標準装備のルノー製からゴルディーニ製5段MTが設定され強化されている。』
<以上、説明終わり!>

天馬 「あん時は(こっちは)確かミナの車(FD3S)だったっけか。」

天馬は上りの勾配へ、一瞬エスプリのツインスクロールターボの過給圧が抜け切れていなかったのを体感した。

天馬 「今はこいつ(エスプリ)だったな。こっち(ツインスクロールターボのリサーキュレーション)バルブは確か、アクセルをコントロールして過給圧を最適な状態に維持しておかなけりゃダメだったっけ。」

天馬が思わずニヤリと笑う。
天馬 (って、ペガサスのヤロウが居たら言ってやがるぜ、ドちくしょうめっ!!)
ハンドルを握る手に力が入る。

天馬 「やるな。さすがは虎さんだぜ。けどよぉ、こいつ(エスプリ)にはミナも手ぇかけてんだぜ。次の下りまで待ってやがれってんだ!」

次第にエスプリ本来のフィーリングを取り戻していく天馬。ツインスクロールターボの利く回転域をうまく利用して、アクセルワークで効率的にそのパワーをリヤタイヤに伝えながら一気に上りでギャップを取り返す。

虎男 「さすが天馬だな。確か、あいつ(エスプリ)はミナも手ぇかけてたな。」

虎男と天馬。
ロータスヨーロパSとエスプリ。

完全に己の運転技術だけで合見える。

天馬 「っしゃ! 追いついたぜ!」

登りのセクションに入ると、ツインターボパワーを生かした走りで、下りで離されたヨーロッパSのテールへ張り付いた。

虎男 「来るがいい天馬よ!」

虎男の瞳が熱く燃え滾る。

虎男 (そして、来い! ミナ!!)

さて、部活動で実際にバスケのゲームを感じつつ…
ミニバス女子のゲームで久々に笛を吹かせてもらったんだよパトラッシュ(゚ー゚☆キラッ<名犬の名前。

今回は祝日と、さらに、卒団会前ということもあり、女子の方は午前中親子バスケでした。
今年に入ってブランクを乗り越え、2月の練習試合と3月のフレッシュ試合を吹かせてもらい、自信をプチもらったShin。

娘と一緒に試合をする親御さんと一時間半に渡り、ひたすら審判あるのみ( ̄▽ ̄)ニヤッ.
おかげで、自ら試合に参加するチャンスはゼロ(´・ω・`)しょぼん.
まぁ、部活動でコソーリやってるので全然無問題かと( ̄∇ ̄*)ゞエヘヘ…
いや、アレモコレモできる程器用でも無いし、頭も良くないからむしろカモーヌv^-゚)♪

審判ライセンスを取って早一年半…
ペーパー審判のまま、とりあえず、笛を吹くことで、「事実」・「責任」まではなんとなく理解できていたんですが…更に部活動でゲームを感じることで、次のプレイを予測できるようになり、ようやく自分にとって、笛を吹く為に欠けていた、「三確認主義」の中の「影響」がなんとなく判って来ました。

で、今度は次のステージへ!(゚Д゚)何クァ?/

実際に、フロントコートでの判定はなんとなくできるようになりました。
最後に今回もH2コーチのダメ出しをもらいました。
内容は…前回、前々回にもダメ出しにもらった、共通の課題。

「2POの動きを勉強せよ!」

漠然と本で見て知識として判っていても、実際には行動できてない(´・ω・`)しょぼん.
それが何でかワカランし…YDKノハズ (´;ω;`)

でも、今回、H2コーチの具体的なダメ出しのおかげで、トランジッション後のトレイルからリードへの切り替えを最優先するっていうのが判りました( v^-゚)Thanks♪

そういえば、マニュアルにも書いてあったっけ?
リード審判の責任としては、いつでもオフェンスの攻撃方向に対して「先行」していかないといけない!ってのを(・_☆) キュピーン!!

これ、意識してできて無かったです…(゚Д゚;)マジでスカZ?
次回への課題です!

でも、なんだろう?
審判してて、指導者でも何でもないのに…
「今、ここでやったらアカン!」とか、「そこは、手出したらアカン!!」とか…
次のチームの主軸になる5年生の子のポストプレイで…「軸足離すな!!」て祈りながら見てて、足が離れた瞬間…迷いなく笛を吹く。
「軸足、絶対離したらダメ!」って、思わず声も出る。

そうこうしてるうちに、ちびっ子ゲームにMyが参加。
体験の子や1年生の子に混じって、積極的に自分でボールを持ってドリブル→シュート。
思わず「よっしゃ!」って思うんだけど、相変わらずトラベリング(´・ω・`)しょぼん
すると、H2コーチから「Myちゃん! 次歩いたらトラベリング吹くよ!!」と大きな声
…(゚Д゚;)マジカ?

いろいろあったけど、Myもミニバス始めて2年。
そろそろ、チームのマスコットキャラから卒業せんとアカン(・_☆) キュピーン!!

ちうわけで、自分もトラベリングとダブルドリブルをガンガン吹く!!
ShinもMyも、ようやっと次のステージへ辿り着けたんだよ、桜木君( v^-゚)Thanks♪<ゴール下の覇者の名前。

あ、そうそう。
あの、親指をグッと立てる審判の確認ジェスチャー( *・`ω'・)b グッ☆.
マニュアルをちゃんと読むと、ボールをライブにする前に主審と副審で確認する合図と、ちゃんと書いてありました(・ω<) テヘペロ.

(注意)この物語は、Shinが20数年に渡り思い描き続けた架空のものです。登場する人物、団体、車、使い方、呼び方等、その他一切について、実在するもの等とは関係ありません。もちろん、道路交通法を守り、安全運転を心がけてください。

<457 第七十三章 「想像力 第二章」(NEXT STAGE TO POWER OF IMAGINATION) Chapter02>
【2005年9月19日 月曜日。早朝5時15分。大鷹山スカイロード】

朝もやに覆われ、まだまだ薄暗い中。
大鷹山スカイロードの三辻料金所跡にはすでに積載トラック二台から車が下ろされていた。
二台の積載トラックの運転席には、上狼塚秀吉と琢磨がそれぞれ乗り込んでいる。

琢磨 「じゃぁ父さん、俺は一足先に福江(反対側)に移動して待っておくとするよ。」
秀吉 「おうともよ。対向車が来たら連絡忘れるな。」

パッパーッ!

積載トラックのクラクションを鳴らすと、琢磨がそのままスカイロードを走らず、国道へ向かって走り出した。

虎男 「悪ぃな、秀吉よ。」

運転席の秀吉に声をかけたのは、二台の積載から下ろされたと思しき二台の車の隣に立っている虎男だった。その隣にはすでに左近も居る。

秀吉 「ま、気にすんなって。それより、お前ぇの走りがまた見れる方が嬉しいってもんよ。ガッハッハ。」
左近 「それにしても、本当にロータス達を借りてもいいんですか?」

秀吉の積載トラックもすでに車を下ろしている。
虎男と左近の隣には、二台のロータスカーズが並んでいた。
ロータスヨーロッパS、そして、ロータスエキシージSである。

秀吉 「いいってことよ。それより、天馬はどうなんだ?」
虎男 「さてな。」
左近 「そうだね。天馬のイマジネーションやペガサスとのコミュニケーションについては、正直、お義父さんも僕も介入できない世界であることは十分承知しているつもりですよ。」
虎男 「今さら俺達にゃぁ、車を走らせることしかできねぇからな。」

秀吉 「そうだな。倅もそうだったが、走りゃぁ何か気が付くかもしれねぇな。」
虎男 「そうあって欲しいゼ。」
秀吉 「まぁ、そうふさぎ込むなって。走る以外の事は俺達に任せとけって。ガッハッハッハ。」
秀吉が親指を立て、白い歯を見せグッ!
それに虎男と左近が応える。

そこへ、一台、聞き覚えのあるロータスサウンドを奏でながらヘッドライトが近づいてきた。

秀吉 「早速お出ましだぜ。」

遅れて三辻料金所跡に到着した、天馬とロータスエスプリターボ。

虎男 「やっと来たか。」
左近 「遅いぞ、天馬。」
天馬 「ウィーッス。スンマセン。俺が最後ッスね。」

三人で大鷹山スカイロードを走る為、三辻料金所跡に3人の男と3台のマシンが揃った。

停滞を終え、ようやく、物語が動き出す。

虎男、左近、天馬。

丁度、秀吉の携帯電話の呼び出し音が鳴る。

秀吉 「おおっ。わかった。」
何やら秀吉が携帯電話の通話を終える。
秀吉 「倅がスタンバイOKだぜ。」
秀吉が親指を立て、白い歯を見せると、それを合図にそれぞれのマシンを3台並べると、エンジンをかけ暖機を始める。

秀吉 「じゃぁな。何かあったら、俺か倅から、すぐに連絡を入れるぜ。携帯に着信があったら、対向車が迫っている合図にしてくれ。」

見届け人役の秀吉が積載から降りてタバコを箱から取り出すと火を付ける。

秀吉 「ほらよ。」

秀吉が差し出したタバコの箱から、虎男、左近、そして、天馬がタバコを一本ずつ選び取る。
秀吉 「1番は誰だ?」
左近 「僕みたいだね。」
左近が街灯の下に照らされたタバコの先にマジックで『1』と書かれているのを確認した。
天馬 「俺が2番。ってことは、虎さんが3番か。」
虎男 「みてぇだな。」

それぞれ、発走順を決め、タバコを秀吉に返す。

左近 「では、厳正なる抽選の結果、発走順は僕、天馬、そしてお義父さんの順番ということで。」
秀吉 「二番目以降は30秒後に俺がスタートの合図を出すからな。」
秀吉が親指を立て、白い歯を見せグッ!
三人も静かに頷く。

左近 「車は僕がエキシージS。」
左近が駆るのは、上狼塚琢磨の現相棒のロータスエキシージS。

虎男 「俺がヨーロッパSだな。ちゃんと整備してやがるのか?」
秀吉 「あたぼーよ。おめぇの好みなんざ、目を瞑ってでもわからいでか。」
ニヤリと笑を浮かべ拳を合せる二人。その虎男が駆るのはかつて、スカイロードのウルフと名を馳せた琢磨の元相棒のロータスヨーロッパスペシャル。今は追撃マークを脱ぎ捨て、秀吉の相棒となっている。

天馬 「俺はコイツ(エスプリ)だぜ。」
天馬がエスプリのルーフに軽く拳を合わせる。
天馬 (おめぇと走るのは久しぶりだな。)

秀吉 「コースはパワー差を吸収しやすい、ダウンヒルメインの三辻から福江ルートだ。テクには自信あるだろうが、あのクレイジーファルコンには、判ってると思うが注意しろ。」

虎男と左近が静かに頷く。

天馬 (クレイジーファルコン。あの、朝日の直撃を真正面から受ける死の下り坂のことか。)

秀吉 「おう。それじゃ、スタンバイしやがれ。」

それぞれ、虎男がロータスヨーロッパ、そして、左近がロータスエキシージS。
天馬はロータスエスプリターボの運転席に乗り込むとスタートの合図を待つ。

今、まさにロータスの三重奏が今始まらんとしていた。

天馬 (それにしても、虎さんがどんな走りをするか気になるぜ。)
チラリとドア越しに天馬がヨーロッパSを見る。しかし、まだ、薄暗い中なので、虎男の表情を窺い知ることはできない。

コンコンッ…

エスプリのウインドウをノックする音がした。
天馬がウインドウを開けると、左近が立っていた。

左近 「言っておくが天馬。俺はただのド下手くそだが、お義父さんは甘く見ない方がいい。」
天馬 「そのつもりッス。」

左近 「後ろ(お義父さん)とのギャップは無いと思うんだ。」
天馬 「ういっす。」
左近 「引っ越しの時、部屋を片付けてたら、昔、虎さんが手にしたトロフィーやメダル、賞状が出てきたそうだよ。それを飾る部屋をわざわざ工場の二階に作ったそうだからね。」
天馬 「ああ知ってるぜ。昨日、ミナと一緒に見て来たからな。」
左近 「なら大丈夫だな。」
左近が拳を天馬に向ける。天馬もその拳に拳を合わせて応える。
そして、左近は慌ててエキシージの運転席に向かった。

天馬 「っしゃ! 俺は俺。虎さんは虎さん、左近兄ぃは左近兄ぃだぜ。」
天馬が頬を自らの両手の平で数回叩く。

天馬 「そして、ペガサスはペガサスだ。」

ハンドルを握り締める天馬の手に力が入る。

天馬 「もし、アイツが言った通り、俺がイマジネーションそのものなら、消えたんじゃねぇ。見えねぇだけだぜ。何ってったけな…」
天馬がスーッと目を閉じた。

天馬 「そうだぜ! 東大デモクラシーだ!!」

(注意)この物語は、Shinが20数年に渡り思い描き続けた架空のものです。登場する人物、団体、車、使い方、呼び方等、その他一切について、実在するもの等とは関係ありません。もちろん、道路交通法を守り、安全運転を心がけてください。

<456 第七十三章 「想像力 第二章」(NEXT STAGE TO POWER OF IMAGINATION) Chapter01>
【2005年9月18日 日曜日。】

しかして、翌日朝、主治医である東神光 天晴に許可をもらい、ようやく退院することができた天馬であった。

本日は11時から郡司 左近と弥生の挙式。12時から披露宴。

そして、無事に披露宴を終え。
ようやく落ち着きを得た控室内で虎男と左近が話をしていた。

虎男 「どうでぇ、左近よ。」
左近 「そうですね。その点に関してはお義父さんの意見に賛成です。僕からも天馬に何かしてやれることは無いかと考えてたところなんですよ。」

天馬 「俺がどーかしたッスか?」

そこへ、偶然通りかかった天馬が声をかけた。

虎男 「何でぇ、天馬よ。いつからそこに居たんでぇ?」
天馬 「今来たッス。」

虎男と左近が顔を見合わせてニヤリとする。

虎男 「どうだ、天馬よ。一緒に三人で走ってみねぇか?」
天馬 「マジっすか?」
左近 「僕は今日、晴れて義理の親子となったわけだけど、いずれ、天馬もそうなるわけだしね。」
天馬 「っていうか、俺、走りたくて走りたくてウズウズしてたところッス!」
虎男 「じゃ、決まりだな。」
虎男が右手を差し出す。

左近 「じゃ、決まりだね。」
左近が虎男の右手に右手を重ねる。

天馬 「その方向で頼んます。」
天馬も二人の右手に自分の右手を重ねた。

天馬 「確か、左近兄ぃと弥姉ぇが出発するのって?」
左近 「明日の午後だよ。」
天馬 「ってことは勝負は明日の朝ってことっスよね。」
虎男 「ああ。明朝、5時半。大鷹山スカイロードの三辻料金所跡で待ってるぜ。」
天馬 「モチのロンッス。俺、早速帰ってエスプリを整備(み)ときます。」

次の瞬間、天馬が控室から猛烈なスピードで飛び出した。

左近 「遂にこの日が来ちゃいましたね、お義父さん。」
虎男 「ああ。だが、これが最初で最後になるかもしれねぇ。」
左近 「ええ。でも、天馬に今してやれることって他には思いつかないですからね。」
左近が苦笑いを浮かべる。

虎男 「ああ。ミナから聞いた時は驚いたが、今の天馬はイマジネーションを持ってねぇらしいじゃねぇか。」
左近 「ええ。考えたことは僕もお義父さんと同じですよ。義理の親と兄として、何か協力がしたいってね。あ、まだ予定ですけどね。」
虎男と左近、目を見合わせて今度は互いに笑みを浮かべた。

虎男 「とは言ったものの。かなり長ぇこと、走ってねぇんだがな。」
虎男が頭を掻く。
左近 「何をおっしゃられます。昔取った杵柄ですよ、お義父さん。」

二人、目を見る。

左近 「もしかしたら、天馬に勝てるチャンスって、今だけかもしれないですからね。」
左近の真剣な眼差しを見て驚く虎男。
虎男 「…勝つつもりか?」
左近 「勝負を挑む以上、負けるつもりは無いですよ。一応。」

<場面転換>

天馬 「ミナァァァッ!!」
新築したばかりの霧岬邸に天馬の大声が響いた。

水無月 「ちょっと、何よ。大きな声を出して。」
天馬 「エスプリ、整備(見)させてくれ。ひとっ走り付き合ってもらうからよ。」
水無月 「…」
腕を組みものすごい目つきで天馬を睨む水無月。

天馬 「…何でぇ? 俺、何か気に障る事でも言ったか?」

水無月 「全然。その話、持ちかけたの、パパと左近さんね。」
天馬 「あ、ああ。明日朝、三人で走るんだ。」
水無月が組んだ腕を肘に当て直して溜息を一つ着く。

水無月 「…ねぇ天馬、ちょっといい?」
水無月が天馬の手を引っ張ると、霧岬邸の玄関から外にでて、新生霧岬オートの二階へ連れて行く。

天馬 「…これは?」

霧岬オートの二階。
そこは6畳程度の広さを持った展示室だった。壁や棚には、額装された賞状やトロフィー、楯が展示されている。壁の一部には、昔の物と思しき写真を引き伸ばされたものも展示されていた。

天馬 「これ、まさか虎さんか?」
天馬が、表彰台の頂点で月桂樹の冠を被りトロフィーを高々と掲げているモノクロ写真の男性を見て言った。

水無月 「そう。若き日のパパ。ちょうど、今の天馬くらいの年じゃないかしら? 国内A級の耐久レースで総合優勝した時のものだわ。」
天馬 「スゲェ…」

水無月 「他にも、国内のレースでいくつもタイトルを取っているわ。」
水無月、何故かドヤ顔。
天馬 「知らなかったぜ。虎さんって、すっげぇんだな。」
水無月 「この10年くらいはレースから遠ざかっているけれど。国内では負け知らずだった時期もあるくらいよ。ママとの結婚条件は日本選手権入賞だったのよ。」
天馬 「なるほどな。ところで、ミナ。コイツら、俺が寝てる間に飾ったのか?」
水無月 「ええ。天馬が目を覚まさなかった間にね。パパもあなたを驚かせるつもりは無かったみたいだけど。」

水無月が天馬の目をしっかりと見つめる。

水無月 「たとえ、ペガサスが居なくても勝って。」
天馬 「大丈夫だぜ。それに、ペガサスはココに居るからな。」
天馬が親指で頭を指差す。

水無月 「でも、声が聞こえないわ。」
天馬 「声なんか必要無ぇぜ。」
天馬が水無月を指差す。

水無月 「…」

そして、天馬自身を指差す。
天馬 「俺達はちゃーんと繋がってるぜ。生まれてから、四六時中声聞いたわけじゃ無ぇけどな。」
水無月 「そうかもしれないけれど…」
天馬 「俺はそう信じている。ペガサスもきっと同じだぜ。」
天馬、親指で鼻を弾くお決まりの決めポーズ発動。

天馬 「っていうか、目覚めていきなりタンカ切っちまったしな。」
水無月 「タンカって…ああ、あのタカ先生に言ったことね。」

<【参照】…455話 第七二章「停滞」(STASIS) Chapter07>

水無月 「そんなことが可能なの?」
天晴 「それはわからない。少なくとも、えーちゃんは可能だと信じている。」
水無月 「でも、それって、対戦前にジャンケンで勝つとか、デュエルとは違った作戦が必要ってことじゃなにの?」
天晴が両手を拡げ、お手上げジェスチャー。

天馬 「そんなクソゲー化させなくてもよ。もっと簡単な方法があるぜ。」

その天馬の言葉に天晴と水無月が天馬を見る。

天馬 「デッキを一人で回せばいいのさ。」
天馬、親指で鼻を弾くお決まりの決めポーズ発動。
<以上、参照終わり。>

水無月 「そうね。」
天馬 「よっしゃ、そうと決まりゃ俺が確かめてやるぜ。早速手伝ってくれ、ミナ。」
水無月 「ええ。」
二人はそういうと、ガレージに停めてあるエスプリの元へと移動した。


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